【Illustrator 初心者向け】簡単ひと工夫で魅せる文字をデザインしよう①

イラストレーター

デザインをしている中で、「何かちょっと物足りないな…」って思うこと、ありませんか?

そんなときに役立つのが、文字の装飾です!イラストや図形で装飾を加えたりするほどではないけど、ワンランクアップしたデザインにするには、文字装飾が一番手っ取り早くできます!

今回はこんな風にちょっとひと工夫するだけで、魅せるデザインができる文字装飾の方法をご紹介します。しかも今回紹介するのは、全て、打ち替え可能で使いまわしができる方法です!

現役プロのデザイナーである私が日常的に使っているものをご紹介していきます。難易度別に紹介していきますが、難易度MAXのものは今回は紹介していません。(というか、文字の打ち替えのみでできるもので、難易度の高いものを日常的に使うことがほぼありません💦笑)
ですので、使いやすさは抜群です!最後までぜひ、ご覧ください(^^)

それではさっそく、レッツマジクリ!

今回扱う基本操作と概要

今回の文字装飾で行う操作は、全てこのアピアランスパネルからできちゃいます!
ここの基本的な考え方だけ、まずご紹介しておきます。

まず最初にでですが、テキストツールで書いた文字の「塗り」と「線」をなしの状態にしましょう。

アピアランスパネルが画面上にない方は「ウィンドウ」→「アピアランス」を選択してください。

今回は、左上の「塗り」と「線」の色変更は使用しないので、なしにしておきましょう。

アピアランスパネルから、「塗り」を追加します。これで準備万端です!

文字は基本的に「塗り」「線」から成り立っています。今回の操作では、この塗りと線に色々工夫することで、文字の見た目の情報はそのままにすることで、テキスト打ち替えるのみで汎用的に使いまわしができるようになっています。
ざっくり仕組みをご紹介しましたので、さっそく難易度別にデザインを紹介していきます。

アピアランス装飾文字(初級編)

初級編で紹介するものは、アピアランスパネル内で完結するものばかりです。(一部、違うパネルの操作がありますが、どれも基本的な操作で難しくありません✨のんびりいきましょう(*^^*))

操作難易度★☆☆☆☆:囲み文字

1つ目は囲み文字です。写真が背景のときなどに、写真の地の雰囲気を活かしつつ、他の文字と区別させたいときに使ってます。

操作方法です!

塗りを無し、線のみ色を追加してください!

操作難易度★☆☆☆☆:袋文字

袋文字は主にWEB用(SNS、youtube動画)のテロップや説明のときに使用しています。

先程と同じように塗りを追加して、今度は塗りと線両方色を追加します。この際に塗りの項目が画面の上にくるようにドラックアンドドロップで順番を変えてください。

塗りと線の色をつけましょう。

次に、一つ目の線の下にもう一つ線を追加します。

線と書いているところをダブルクリックすると下のようなパネルが表示されますので、線の種類を変更してカクカクをなくします。

緑で丸くした部分がスッキリしましたね。これで完成です。

操作難易度★☆☆☆☆:恐怖を煽る文字

これから来る夏の怪談話系に使えそうですね(^o^;)

まずはテキストの塗りにグラデーションをかけていきます。塗りを選択した状態で、グラデーションパネルからここをダブルクリックします。

グラデーションの塗り方を変えていきます。角度を0°→90°に変更します。

両側の色を変更していきます。色の変更は、グラデーションの細長い長方形の下の丸い部分をダブルクリックして変えられます。

線も追加します。

塗りと線が設定できたら、文字を変形していきます。テキストを選択した状態でfxボタン→パスの変形→ラフ ゆがみを選択します。

このようなパネルが出てきますのでパラメータを調整して完成です。

操作難易度★☆☆☆☆:ズラシ文字

かわいいポップな感じの広告、チラシの見出しなどに使用しています。

今度は線が上にくるように、塗と色を設定します。

ピンクの塗りを選択した状態でfx→パスの変形→変形を選択します。

このようなパネルがでますので、中段、移動の項目から水平、垂直方向に「塗り」を移動します。

完成です。

さいごに

今回は、アピアランス操作からできる打ち替え可能な文字デザイン(はじめの一歩編)を紹介してきました。今回よりも更に凝ったテキストデザインにも挑戦してみたい方は、続編をお待ち下さい(^^)

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